2018-01-22

大河『西郷どん』と方言

1話を見ました。
方言推しなドラマで、「鹿児島でも放送内の方言がわからない人がいる」とテレビで言ってたけれど、これは方言がわからないというより、県外の人が使う・またはドラマ用に洗練されるとどうしてもイントネーションがよんごひんごになる(違ってしまう)ので、結果聞き取りにくくなる・違う言葉と認識してしまう現象だと個人的には感じました。

若い人は、方言自体わからない層も増えてるのかもしれないし、県内でも方言には差があるので、一概には言えないことなのですが。

鹿児島かごんま出身の沢村一樹さん(赤山靭負ゆきえ 役)
「良かもん見せっやっでな!」
とか、川(甲突川?)で洗濯してたおばあちゃん(重田千穂子さん)
「知っちょっじゃろがー。そいは男んし、そっちは女おなごんしのタライよー」
とかは、ほんとわかりやすかったもんなー。

そんな私は冒頭の「ちごっ、ちごー!」で、いきなりつまづき、
「んにゃもー、がっつぃ!『ちごー』ち『違ちごぅ』ね。わからんかったがー」
などとぶつくさ言いながら見かたでした(見ていました)。

でも役者さんはみんな、ほんと頑張ってるのよ。
方言というのがそのくらい、ものすごく微妙なところ、細やかさを要求されるものだということなんだろうね。どの地方の言葉でも。
勉強になりもした。

まだ1話で、これからどんどん慣れてく可能性もあるし!
期待しつつ見てこーと思います。

 ◆ ◆ ◆

ちなみにかごんまではありがとうを「あぃがとさげもす」「あぃがとさげもした」と言うけども、うちの祖母の言い方だと「あぃがともしゃげもしたぁ…(一礼)」になり、「ありがとうを申し上げ申した」の訛りだという事がわかりやすい。

もう「いしちゃ!」「いして!」は出てきたかな?
これ今でもよく使うから使ってほしいなぁ。
水が自分にかかって「濡れた!」と「汚い!」を足したようなニュアンスの方言です。
「んにゃ!そげん水たまりで跳ねたら!いしちゃ!濡れたがね~!」
(うわっ!そんな風に水たまりで跳ねたら!うへっ!ほら濡れたじゃんー!)
というような感じで使います。


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