2014-01-14

『恐怖の兜』 その2

前の感想を読み直してたんだが… >『恐怖の兜』 ヴィクトル・ペレーヴィン

この時私は、
「でもその時点で「大きな存在の中のA」になってるわけだから、
その「大きな存在」が意識できれば解脱になるんだろうか。」

と言ってるんだけど、ちょっと補足がいるかも。

「大きな存在がいる」、そういう仕組みになっていると理解することは、
解脱の手段としては必要なことかもしれないが、

解脱
=恐怖の兜に囚われずに済む状態
=認識されずに済む状態
=存在を消す

ということで、解脱自体は「大きな存在が意識できるかどうか」じゃなくて、
「消える」という行為に還元される。と思う。



「みんながミノタウロスになる」部分についても、
もっとうまい説明がありそうな気がするんだけど、本を読み直さないとちょっとよくわからない。

読んですぐの時は「あっ、わかった!?」って思ったことなんだけど、
時間経つと忘れてしまうね。

頭の中から消える……解脱してるのか?



関連




0 件のコメント: